縦置きすることで自分の背より高いところに背伸びして力いっぱいに絵を描こうとしたり、普段自分から絵を描こうとしない男の子も絵を描くことが面白くて夢中になっていました。
大きさや材質が普段とは異なる紙や真っ白な紙の中にちょっとしたきっかけとなるものがある(1枚目の写真)と子どもの中にも「絵を描いてみたい」という気持ちが芽生えることがあります。
本を揃えたり、紙の種類を変えたり子どもたちが生活する環境を整えることで遊びは広がっていき、子どもたちも新たな発見ができる機会に繋がりますね。
最近、年長組では羽子板で遊ぶ子どもが多いです。
羽子板で何回羽を浮かせられるかやってみたり、先生や友達と打ち合ったりと遊んでいます。
私が見に行くと子どもたちが「~回できるよ!」と教えてくれますね。
いつもとは違う遊びなのでとても楽しそうでした!
話を聞いてみると「~ちゃんに教えてもらった」と言っていて、友達同士で教え合ったりしてるのだなと感じました。
他の分野では折り紙の折り方を友達に教えたりする姿を見かけます。
子どもたちがそれぞれの分野で自信を持っていて、他の子どもはその子どもの姿を見て教えてもらったり、見よう見まねでやってみたり。
子どもたちは子どもの中で育っていくのだなと改めて感じますね。
和紙に色を入れて、面白い模様になりました。
造形では、本人の意図とは違うものが出来たり、偶発的に生まれるものがたくさんあります。
今回の場合は模様です。
その模様が徐々に色々なものに見えてきたり、子どもたちの想像力を掻き立てます。
凧に自分で好きな絵を描いて、園庭で飛ばしてみました。
手をしっかり挙げたり、走ったりしないとなかなか上手くあがらない凧ですが、子どもたちは元気に走り回って凧あげがとても面白かったようです。
ある子どもは立ち止まっても風があると凧が飛ぶのを発見したようで、色々な楽しみ方をしていました。
家に凧を持ち帰り、公園でもお母さんやお父さんと一緒にやりたいと意気込んでいる子どもたちでした。
子どもたちは釘打ちにかなり苦労していましたが、自分の力で作ることがなによりも大切です。先生にアドバイスを貰ったり、支えてもらったりしながらなんとか自分の作品を作り上げていきます。
大人から見ると、この木片とこの木片を組み合わせるのは難しそうだなって思うことはあっても、子どもたちが一生懸命考えている時にはなるべく見守ってあげたいですね。
1人1人様々なこだわりがあったり、考えがあったり、工夫があったりと素敵な作品が出来上がっています。
後日、選んだ木片で自分の作品を作ります。
何を作るのか予め決めて木片を選ぶ子ども、木片を選びながら何を作るのか考える子ども、様々な子どもの姿がありました。
いくつか選んだあと2枚目、3枚目の写真のように木片と木片をいろいろ組み合わせてイメージを膨らませていきます。
自分の想像通りに作り上げるのは難しいですが、上手く出来なかったらどうするのか、木片を変えるのか、どう組み直したら出来るのか、その「考える」という過程を幼稚園では大切にしたいです。
園ではカルタを作ったり、羽子板、凧、コマに自分の好きな色や絵を描いたりしています。
自分で作ることによって、愛着を持つことに繋がります。
後日、園庭で凧揚げをしたり、羽子板をしたり、室内で独楽回しをしたり・・・
昔ながらの遊びには、指先の器用さ、集中力、協同性などたくさんの要素が詰まっています。
普段の遊びにお正月遊びが加わり、遊びがより充実したらいいなと思います。
長い休みのあとの登園ということで、登園時は少し保護者の方と離れるのが悲しくなったりする子どももいましたが、久しぶりに友達と会うとすぐに笑顔が戻りました。
また、餅つきも行いました。今年は、新型コロナウイルス対策もあり、簡易的な餅つきとなりました。
例年は、保護者の方にも手伝って頂き、本格的な餅つきを行うのですが今年は少し残念でしたね。
社会が大きく変化する時代ですが、チェリー幼稚園の園児だけではなく子どもたちには充実した生活を送れるよう大人たちが支えていけたらいいなと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。