本日は秋の大運動会を行いました。
学年ごとに分散、見学者の制限などの感染症対策を行った中の運動会です。
時間も縮小したので、子どもたちが楽しむためには丁度良かったのかなと思います。
保護者の方には、ご理解ご協力頂きありがとうございました。
2年続けてのコロナ禍での運動会ですが、この機会に幼児の運動発達について改めて考えました。
ある調査では、運動指導をする頻度の多い園ほど運動能力が低下傾向にあったり、あそび思考の高い園の子どもたちの運動能力が高かったりしました。(杉原隆・河邊貴子『幼児期のおける運動発達と運動遊びの指導』ミネルヴァ書房2014)
また、数年前に改定された幼稚園教育要領には「行事の指導に当たっては、幼稚園生活の自然の流れの中で生活に変化や潤いを与え、幼児が主体的に楽しく活動できるようにすること。なお、それぞれの行事についてはその教育的価値を十分検討し、適切なものを精選し、幼児の負担にならないようにすること」の文章があります。
この二つのことを考えると、やはり子ども自身の「やりたい」こと、すなわち「遊び」を大切にすることに繋がります。
例えば、鬼ごっごは走ったり、止まったり、曲がったり、障害物を避けたりなどと色々な動きが複合的に含まれていますね。
保育者から遊びを広げたり(今回の運動会ではリレー、ダンス、玉入れなど)様々な工夫はありますが、子どもたちがやりたいと思う遊びの中で総合的に体を動かすことが結果的に子どもの心身に良い影響を与えるのだと考えています。
写真は年長組のリレーの様子です。
リレーは毎年盛り上がるのですが、運動会は子どもたちが主役です。
保護者の方には穏やかな気持ちで見て頂ければと思いますので宜しくお願い致します。
また、幼児期の運動発達について他の機会に書かせて頂きたいと思いますのでご覧ください。
園で育てたイネが白米までになったので、掲示しました。
白米になるまでには、割りばしや籾摺り器(3枚目)などを作って時間をかけて行いました。
子どもたちは実際に触ったり、早速興味を持っていましたね。
今年度は植えるときにイネとイネの距離が近く、育ちが少し悪かったかなと思いますので来年度以降に今回のことを活かしていこうと思います。
ふれあい動物園をきっかけに、子どもたちは事前に動物について色々調べました。
それを掲示すると、他の子どもが見たり話したりして広がっていきます。
この掲示を見ている子どもたちは「キログラムって食べ物にもあるよね」「このカメ(子どもが描いた絵)ほんものみたい」などと会話が生まれていました。
この文章や絵を描いた子どもにとっては掲示は嬉しいことだったり(自信に繋がったり)、他の子どもにとっては刺激になったり。
子ども同士の関係から興味・関心が広がるようにしたいと思います。
園ではかぶとむしの幼虫を飼っています。(卒園児保護者の方から頂いた幼虫もいます)
幼虫は育てるのが難しく、土を定期的に掃除したり、換気したりと手間がたくさんかかりますね。
カブトムシの幼虫はたくさんいるので園長先生に頼んで、家に持って帰る子どももいます。
以前から園庭に色々な動物が来ることを子どもたちは知っていたので、とても楽しみにしているようでした。
初めて見る動物を含め動物に対して少し怖がる子ども、積極的に触りに行く子ども、遠くから覗いてみる子どもなど
様々な子どもの姿が見られてよかったなと思います。
子どもたちなり色々なことを感じられたらいいなと思います。
以前もブログに書きましたが、行事はその日だけで終わるものではなく、前後にも様々なプロセスがありますので、今後の子どもたちの姿にも注目したいです。
園では虫や葉っぱなど子どもたちが日常的に捕まえたり、拾っている姿があったため、より興味・関心を引き出すために顕微鏡を用意しました。
写真は年長組の男の子が以前刈った稲(今は玄米になっています)を顕微鏡で観察している様子です。
知識をただ単に子どもに詰め込むのではなく、実体験を通して自分自身で気付いたり、理解できるように保育者は様々な工夫を行います。
「先生、見てて」と言いながら遊んでいました。
以前もブログに書いたことはあるのですが、園では卒園までに全員逆上がりができるように、〇〇〇ができるようにという目標は立てません。
なぜなら、大人が勝手に作った目標を子どもに求めても、それは負担になるだけです。
そこで、幼稚園が大切にしたいことは子どもの「やりたい」気持ちを尊重すること。
子どもが自分で設けた目標は応援したいと思います。
10月ですが、日差しが強く暑い日が続いていますね。
今度、チェリー幼稚園ではふれあい動物園を行います。
そのため、園内では動物の写真やポスターを掲示しました。
写真を見たり、先生から話を聞いたり、どうぶつの図鑑を見たり、すでに知っている子どもはその時のことを話したり、初めての子どもは色々な動物が来るのを想像したり(ゾウが来るのを楽しみにしている子どももいましたが・・)、子どもたちなりにふれあい動物園に対して期待感を持てたらいいなと思います。
他の行事もそうですが、その日1日だけで終わるものではなく、前後にも色々な過程がありますので、それを大事にしたいと思います。
年長組が1学期に植えたイネを収穫しました。
年長組が園で植えたイネ、園長先生が植えたイネ、年長組や年中組の子どもたちが家庭で育てたイネ
とそれぞれの育て方をしました。
上手く育ったイネ、上手く育たなかったイネと様々でしたが、先生と一緒に稲穂を探してハサミで狩りました。
稲穂と子どもたちが普段食べているお米の見た目は全然違うため、子どもたちも不思議そうでしたね。
写真はクモを獲る、見たいという目的で集まった4年保育~年長組の4学年の子どもたちです。
面白そうな遊びがあったり、発見があったりすると子どもたちの関わりが生まれます。
「クモ何個(匹)いるのかな」「1,2、3・・・何個(匹)いるよ!」「あっちにもクモがいたよ!」と、クモを中心に会話がどんどん生まれてきます。
何か特別なことをするというより、身近で子どもが触れやすいような環境からこのような子ども同士の関わりが生まれるように保育者は心掛けていきたいです。