
今週は農園で各学年、聖護院だいこんとみかんを収穫しました。
最後の学年となった年中組はみかん取り放題となり、子どもたちは沢山のみかんを採っていました。
(今年は猛暑の影響か出来が悪く、他学年は個数制限をしました)
その中で10個、20個と収穫している子どももいましたね。
「あと〇〇個で20個なんだ」「今9個だ!」とつぶやきながら、時には保育者や友達に見せながら収穫していました。
幼稚園、保育園、こども園には「幼児期の終わりまでに(小学校入学までに)育みたい10の姿」と国が定めた共通の指針があり、その中の1項目に「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」と記載があります。
遊びや生活の中で、数量、図形、標識、文字への興味や関心を持ち子ども自ら必要性に気付いて、親しむ体験を積み重ねることが小学校以降の学びに繋がるよねって解釈しています。
みかんを収穫して、必死に個数を数える子どもたちを見ると当てはまると思います。
数を数えられた方が面白いし、使いこなせたら生活に便利だなって気付くことが大事。
子どもたちは勉強しているっていう感覚はないとは思いますが、保育者にとっては今回の例も含めて言葉掛けや環境構成の大切さに改めて考えさせられました。

聖護院だいこん掘りとみかん狩りを農園で行いました。
カブのような大きな大根。
運ぶのも一苦労でした。
「赤ちゃんみたい」と大事そうに抱っこする子どもたちがとても印象的でした。